湿地帯の静寂を切り裂くように、
泥水が“ドボン”と跳ねる。
その濁流の奥から、ゆっくりと姿を現す影。
――ジュラトドス。
ボルボロスに苦しむ初心者を救う“水属性武器”を落とす、
いわば狩猟リズムを変える分岐点のモンスターだ。
だが、奴は地味に手強い。
潜行からの奇襲、視認性の悪さ、泥水による動きの阻害。
「近づけない」「攻撃が通らない」と悩むハンターも多い。
この記事では、シリーズ全作を追ってきた俺・陽介が、
ジュラトドスの弱点・立ち回り・回避タイミング・武器別攻略・部位破壊・最速周回法
を体系化して解説する。
泥には法則がある。潜行もパターンがある。
正しく理解すれば、ジュラは“最も美味しい獲物”に変わる。
ジュラトドスの基本情報|弱点・肉質・出現環境

| 種別 | 魚竜種 |
|---|---|
| 弱点属性 | 雷 > 火 |
| 肉質の特徴 |
|
| 状態異常 | 泥やられ(移動速度低下) |
| 危険度 | ★★★☆☆(潜行の軌道読みが最大のポイント) |
| 出現環境 | 湿地帯・水辺 |
ジュラトドスは、
「泥状態を解除できるか?」
「潜行攻撃を回避できるか?」
の2つを理解した瞬間に難易度が激減する。

攻撃パターンと避け方|潜行・飛び出し・泥ばらまきの“法則”を掴め
ジュラトドスの脅威は、
「見えない攻撃(潜行)」と
「泥による火力減衰」の2つに集約される。
だが、動きにはすべて明確なルールがある。
順番に解説していく。
① 潜行突進(最大の脅威)
地面や泥水へ潜って移動し、そのまま勢いよく飛び出してくる攻撃。
この攻撃を避けられるかどうかで勝率が変わる。
予備動作:
・身体を沈めるように低く構える
・水面が“波紋のように揺れる”
→ 1秒後、潜行開始
避け方:
ジュラトドスの動いた方向へ“外側へ斜め回避”。
真正面に立つのが最悪のパターン。
ジャスト回避タイミング:
水面から頭が“飛び出す瞬間”。
慣れるまでは、音で覚えるのが早い。
「ズボッ」と水が割れる音が合図だ。
② 飛び出し噛みつき
潜行後に地上へ飛び出し、距離を詰めながら噛みつく技。
予備動作:
・水面が派手に跳ねる
・口が大きく開く
避け方:
横へ1フリックでOK。
ジャスト回避:
頭が左右に“揺れる瞬間”。
③ 泥ばらまき(広範囲のいやらしい攻撃)
身体をひねって泥水を大きく飛ばす攻撃。
範囲が広いため、初心者は意外と被弾しやすい。
予備動作:
上半身を持ち上げ → 右に大きくひねる → 泥飛散。
避け方:
“後ろ”に下がるのが最も安全。
ジャスト回避:
泥の軌道が上がりきった瞬間。
④ 泥まとい(ダメージ半減モード)
ジュラトドスは一定時間ごとに泥をまとい、
表面が黒光りしている間は火力が大きく落ちる。
予備動作:
地面へ身体を押し付け、左右に激しく揺らす。
対策:
- 泥まとい中は無理に攻めない(削り効率悪すぎ)
- 潜行後の飛び出し→硬直で殴る
- 泥解除直後が最大の攻撃チャンス
泥状態は火力が半分近く落ちるため、
“待つ勇気”が最短討伐の鍵。
⑤ 尻尾スイング(近距離限定)
尻尾を大きく振り回す攻撃。
正面にいなければほぼ当たらない。
避け方:
後方へ回りこんでいれば自然と当たらない。
⑥ 噛みつき(地上モード)
潜行せず、地上で横方向へ噛みついてくる技。
範囲は狭いが、近距離で油断していると刺さる。
避け方:
横フリックでOK。
ジュラトドスは“潜行の軌道”を読むゲーム
潜行は見た目より単純で、
「直前まで自分がいた位置」を狙って突っ込んでくる。
つまり、
1)潜行したら横へ2〜3ステップ →
2)飛び出しを斜め回避
これを徹底すれば、
被弾率はほぼゼロになる。

武器別立ち回り|“頭か尻尾”を狙える武器が勝つ
ジュラトドスは、泥状態以外なら
頭・尻尾が驚くほど柔らかい。
どの武器も「泥解除後」を基準に組み立てると
討伐時間が安定する。
■ 太刀|頭を斬り抜ける“カウンター型”が最速
太刀はジュラ戦と相性が良い。
理由は見切り斬りで潜行→飛び出しを捌けるから。
立ち回りの要点:
- 飛び出し噛みつきは見切り斬りが刺さる
- 泥まとい時は攻撃しない(ロス)
- 泥解除後は頭に気刃コンボ → 気刃3で締め
- 潜行後の旋回中は“頭が最も当てやすい”
太刀は“飛び出しを斬るゲーム”。
これだけで上級者の火力になる。
■ 片手剣|尻尾張り付きで“安定感No.1”
片手剣は泥の妨害を受けにくく、
後方・側面に張り付く戦い方が最も安定する。
立ち回り:
- 常に“尻尾側”へ回り込む
- 潜行後、飛び出しの外側へステップ → 尻尾へ反撃
- コンボは短めでOK(長いと潜行で被弾)
片手剣は“安定で勝つ武器”。
多少時間はかかっても、ほぼ事故が無い。
■ ハンマー|溜め3 → 頭へ直撃で最速討伐が狙える
ジュラは頭が柔らかいため、
ハンマーの溜め3が圧倒的に刺さる。
立ち回り:
- 潜行 → 飛び出し直後の硬直に溜め3
- 泥まとい中に“ジュラが旋回して頭を低くした瞬間”も大チャンス
- 正面に立つのはNG(噛みつきが刺さる)
ハンマーは“当てどころを知ると最強”。
飛び出し硬直=溜め3確定
これを覚えるだけで上級者ムーブになる。
■ 弓|距離管理を覚えると“ジュラ最強武器”へ変貌
弓は距離さえ維持すればジュラ戦で最も強い武器。
理由は、泥状態以外なら“全弾が頭に吸われやすい”から。
立ち回り:
- 中距離を維持してチャージ3→連射
- 潜行 → 飛び出しの瞬間にステップ → カウンターショット
- 泥まとい中は無理しない(火力半減)
弓は位置取り=火力。
頭へ当たる距離を保つだけで世界が変わる。
■ ライトボウガン|泥を避ければ最も安定する遠距離枠
ライトは安全性が高く、
射線を確保し続けるだけで勝てる。
立ち回り:
- 常にジュラの側面〜後方へ位置取る
- 通常弾Lv2を頭か尻尾へ
- 潜行後の飛び出しは外側へステップで回避
- 泥まとい中は無駄撃ちせず、解除後に火力集中
ライトは“泥無視の遠距離戦”が成立するため、
初心者でも勝率が安定する。

部位破壊のコツ|“頭 → 尻尾 → 背ビレ”が黄金ルート
ジュラトドスの素材は序盤〜中盤の武器強化で多用するため、
部位破壊をどれだけ意識できるかで、成長速度が大きく変わる。
狙うべき部位順は以下の通り:
① 頭 → ② 尻尾 → ③ 背ビレ
① 頭(最大火力・最優先の弱点部位)
ジュラの頭は泥が付着していない状態なら“紙のように柔らかい”。
太刀の気刃、ハンマーの溜め3、ライトの通常弾など、すべての武器が刺さる。
狙うタイミング:
- 潜行 → 飛び出し後の硬直
- 泥まとい解除の瞬間
- 噛みつきモーション後の反動
頭破壊は火力の底上げ+希少素材の二重メリットがある。
② 尻尾(安全・柔らかい・破壊しやすい)
尻尾は近距離武器にとって“安全地帯”。
攻撃判定が薄く、動きの影響を受けにくい。
狙うタイミング:
- 潜行後に旋回するとき
- 噛みつきの後ろ側
- 泥まとい中の“後方”
太刀・片手・ライト・弓のどれでも狙いやすい。
③ 背ビレ(中級者向け・素材価値が高い)
背ビレは少し狙いづらいが素材価値が高い。
特に弓・ライト・ハンマーは狙いやすい。
狙うタイミング:
- 潜行直前、水面へ体を沈める瞬間
- 泥まとい解除で上体が大きくブレる瞬間
背ビレ破壊ができるようになると“素材効率が上級者級”になる。

初心者がつまずくポイント&対策
ジュラトドスが初心者に嫌われる理由は、
強さではなく“見えづらさ”と“泥ギミック”にある。
ここを理解すれば、一気に安定する。
❶ 潜行の軌道が読めず被弾する
最大の敗因。
潜行後の飛び出しは「直前まで自分が立っていた位置」を狙う。
対策:
- 潜行したら“横へ2〜3ステップ”
- そのままジュラを視界に入れておく
- 飛び出しは斜め回避でOK
これだけで被弾はほぼ0になる。
❷ 泥まといの間に殴り続けて時間切れ
泥状態の火力減衰は非常に大きく、
殴るだけ無駄。
対策:
- 泥まとい中は“回避に専念”
- 潜行 → 飛び出しの硬直でちょい殴り
- 泥解除後に一気に攻める
ジュラ戦の基本は「攻める時間」と「見守る時間」を分ける」こと。
❸ 距離が近すぎて噛みつきに当たる
ジュラは前方への噛みつきが強力。
正面に立つと事故の原因になる。
対策:
- 側面か後方に位置取る
- 潜行後は“まず斜めに逃げる”
❹ 無属性武器で挑んでしまう
ジュラは属性が通りやすいモンスターなので、
無属性だと時間がかかりすぎる。
対策:
- 雷属性武器(カガチ武器)をLv4まで育てる
- 太刀・ライトなら雷武器が特に相性良い
❺ 泥と潜行で“焦って立ち回りが崩れる”
ジュラ戦は“慌てたら負け”。
対策:
- 潜行:回避に専念
- 泥まとい:待つ
- 解除後:フル火力
この3つを切り替えるだけで勝率が跳ね上がる。
ジュラは“落ち着きゲー”。
焦らなければ絶対に勝てる。

おすすめ装備&最速武器強化ロードマップ|“水属性武器の最短ルート”
ジュラトドスは序盤〜中盤の装備育成において、
最もおいしい素材モンスターのひとつ。
特に、ジュラ素材から作れる水属性武器(ジュラ系武器)は、
ボルボロス・アンジャナフ・ディアブロスなど多くの相手に刺さる。
つまり、ジュラ武器を育てることは
=全体攻略のテンポアップにつながる。
■ まず育てるべき武器:ジュラ太刀 or ジュラライト
ジュラ素材武器の中でも、
火力・扱いやすさ・成長しやすさの点でおすすめは以下:
- ジュラ太刀(潮流刀):扱いやすく、泥解除後の頭に気刃が刺さる
- ジュラライト(潮流銃):射程が長く、泥状態でも一定火力が出る
太刀は頭を狙えるタイミングが多く、高DPS。
ライトは安全性が高く、周回効率が最強。
■ 早見表|ジュラ戦に最強の属性武器
| 武器種 | おすすめ属性武器 | 理由 |
|---|---|---|
| 太刀 | カガチ太刀 → ジュラ太刀 | 雷で弱点を突ける → その後水武器に派生 |
| 片手剣 | カガチ片手 | 尻尾と頭へ当てやすい、属性恩恵が大きい |
| ハンマー | カガチハンマー | 頭へ溜め3を狙いやすい |
| 弓 | カガチ弓 | 中距離で頭に当て続ければ最速討伐可能 |
| ライトボウガン | カガチライト → ジュラライト | 遠距離で安全に弱点を撃てる |
■ 防具は“泥耐性・雷攻撃・回避性能”があると安定
ジュラ戦を楽にする防具は以下:
- カガチ頭(回避性能UP)
- クルル胴(スタミナUP)
- ジャグラス腕(攻撃UP)
- プケプケ脚(耐性補正)
特に「回避性能」は潜行からの飛び出しを処理しやすくなるため、
初心者ほど恩恵が大きい。
■ 水武器(ジュラ武器)最速強化ルート
ジュラ武器は素材要求が少なく、
Lv5まで一気に育つ“コスパ武器”でもある。
最速で水武器を作りたいなら、次の順で進める:
- カガチ武器をLv4まで育てる(ジュラ狩猟の前準備)
- ジュラを4〜6体討伐 → 水属性武器Lv1作成
- 尻尾破壊を意識しつつ素材集め(尻尾素材は後半で枯渇しやすい)
- 水武器Lv4まで一気に強化
- Lv5以降はボルボロス・プケ素材と並行して集める
ポイント:
ジュラ武器は序盤〜ランク20台まで普通に使える優秀武器。
属性の通りが良いモンスターが多いため、
1本は必ず育てておきたい。
■ “最速周回”したいならライト or 弓が最適
周回効率=位置取りだけで勝てる武器を選ぶべき。
特におすすめは:
- ライトボウガン:被弾しない、泥やられに強い、安定して頭に通る
- 弓:距離管理ができれば最速討伐武器
太刀・片手・ハンマーも十分戦えるが、
ライトと弓の “泥の影響を受けにくい” という利点は大きい。
■ 討伐タイムの目安
| 武器 | 想定タイム(HR20前後) |
|---|---|
| ライトボウガン | 35〜50秒 |
| 弓 | 30〜45秒 |
| 太刀 | 45〜70秒 |
| 片手剣 | 50〜80秒 |
| ハンマー | 40〜65秒(頭を的確に殴れれば最速) |
武器選びと泥管理さえできれば、
ジュラは“経験値と素材の塊”になる。

ジュラトドス周回場所の選び方|湿地帯・水辺は“スポーンの法則”で湧く
ジュラトドスは、モンハンNowのモンスターの中でも
「出現エリアが最も限定されている」タイプだ。
具体的には:
- 湿地帯(Swamp)
- 水辺(River / Lake / Waterfront)
この2種類のエリアでのみ高確率で出現する。
ここを知らずに“陸地で探し続ける”と永遠に会えない。
■ 湿地帯(Swamp)|最も安定する“主戦場”
湿地帯はジュラの本拠地。
マップ上では緑〜茶色の湿った地形として表示され、
そのエリアに入るとスポーン率が一気に跳ね上がる。
特徴:
- 3〜4体が“固まって出現”することがある
- ルート巡回で連戦しやすい
- 泥モンスター全般(ジュラ・ボルボロス)が湧きやすい
特にジグザグした道が続く湿地帯は“モンスター複合スポット”になりやすく、
5分で3体以上狙える場所も多い。
■ 水辺(River / Lake)|スポーンが“線状”に伸びるタイプ
河川・湖などの水辺はジュラが出やすいが、
湿地帯ほどの密度は無い。
ただ、長い川沿いは以下の特徴がある:
- モンスターが“一直線に並んで湧く”
- 歩くだけで多くのスポットを踏める
- 昼より夜の方が湧きやすい(体感だが全ハンターが言っている傾向)
通勤・通学で川沿いを歩ける環境なら、
最強のジュラ狩場になる。
■ ジュラの湧き“やすさ”を判断する3つのサイン
マップを開いた瞬間に、次の3つのどれかがあれば“当たりMAP”。
- 泥モンスター(ボルボロス)が近くにいる
- 周囲に水色スポット(採取ポイント:水)が多い
- 湿地帯がタテに長く伸びている
これらの条件が揃うと、
ジュラの再出現サイクル(約3時間)ごとに安定して2〜4体狩れる。
■ 周回の“ゴールデンルート”の作り方
ジュラトドスを効率よく狩るには、
マップの“ルート固定”が最強だ。
やり方は簡単:
- 湿地帯 or 水辺をGoogle Map風に見て「くの字」や「ループ」になるラインを探す
- そのルートを毎日同じ時間に歩く
- 再出現サイクル(約2.5〜3時間)で再湧きを回収する
これだけで素材の安定供給が可能になる。
俺はこの方法を使い、
ジュラ武器を初日でLv5まで仕上げた。
■ 周回の注意点(重要)
- 泥の中のジュラは火力半減 → 殴らない
- 潜行の音を聞き逃さない(イヤホン推奨)
- 湿地帯は地形が複雑 → 回避方向を誤ると被弾
慣れてくると、水辺の“揺らぐ波紋”を見ただけで
ジュラの潜行方向まで読めるようになる。

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